Other
夏ドキフェスに華を添えた作品とイベントについて記しておきたい。
まず、フェス当日までに都内のあちこちに設置したフライヤー。
このデザインはイラストレーターあきさんぽが手がけた。
キーカラーは赤・青・黄。夏祭りの始まりを予感させるような、遠くからでも目を惹くポップな作品となった。
当日はキッズステージ・ココナツステージの他にも、ライブハウスの前、さらにココナツステージから10分程歩いたところにあるカフェ「LOOSE」でも「ライブ」が行われていた。
ライブハウスの前で、真夏の太陽の下、大西裕菜が真っ白な大きな紙に絵を描き始める。
夏にちなんだ熱帯魚がテーマだ。彼女が日頃からよく描いている花々と色とりどりの魚たちが共存するファンタジーな世界を表現。クレヨンや絵の具を使い、流れるように完成へ向かっていく。1枚の絵がイチから描かれていく光景に、ただただ圧倒された。
LOOSEではライブペインターのKeppyとGONMIが共同で一つの作品を作る。
キッズステージが終演を迎える頃、ココナツステージの壁に大西裕菜の作品と並んで、2人の作品が貼られた。
昼間、大西裕菜のライブペイントを見た2人は作品に熱帯魚を描き加えることを決めた。まさに、この日しか完成し得ないライブ感のある作品が完成した。ライブハウスの壁を常夏の花と魚たちが彩った。
(写真:東海林ひろ)
(文:藤田亜美)